プロ野球の統一球仕様変更で飛距離はどれぐらい伸びたのか?

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プロ野球の統一球の仕様変更問題はコミッショナーの対応により、さらなる憤り生んでいます。

統一球変更での飛距離

プロ野球の統一球の仕様を、日本プロ野球機構がこっそり変更していた問題がまだ尾を引いていますね。

その理由はNPB(日本プロ野球機構)のコミッショナーである加藤良三氏が、ひたすら責任を回避して辞任を否定していることにあります。なんでもNPBに抗議や苦情の電話が5千件ほどかかってきているようです。

前回の記事でボールの規格変更により、打者の給料は出来高によって上がりやすくなるということをお伝えしました。

参考) 飛ぶボールに変更しプロ野球選手の給料は大きく変わる

特にホームランバッターは本塁打が増えることが予想されますので、かなり有利だと考えられます。

統一球に関しては廃止論もファンの中には根強くあって、「ホームランがでないために試合がつまらなくなった」との意見も多く、観客動員数の減少、テレビ放送の視聴率の減少につながっていると考えられます。

観客動員数の伸び悩みやテレビ視聴率の低迷は、長い目でみれば入場チケットの収入、グッズの売り上げ、CMなど広告収入の減少につながりますので、結局は選手の年俸に跳ね返ってくることも予想されます。

ところで今回の統一球の問題で、規格変更によりどれぐらい打球が飛ぶようになったのか、気になった人も多いのではないでしょうか。

そこで今年になり、どれぐらい飛距離が伸びたのか考えてみました。

プロ野球のボールの仕様変更問題
打球はどれぐらい飛ぶようになったの?

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反発係数と飛距離

飛距離を考えるときボールの反発係数を考える必要があります。

反発係数とはわかりやすくいうと、「跳ね返り具合」と考えましょう。例えば子どもの頃に遊んだことのあるスーパーボールと砲丸投げの砲丸なら、スーパーボールの方が跳ね返り具合は大きいことはわかりますよね。

統一球を導入する際には、反発係数をメジャーリーグの公式球のように抑えようとしましたが、実はメジャーリーグの公式球よりも反発係数が低かったという話もあります。

これに関してはyoutubeにおもしろい動画がありましたので、そちらをご覧ください。

公式な検証ではありませんので絶対この結果が正しいというわけではないですが、昨年まで使われていた統一球の方がメジャーリーグ公式球より跳ね返り具合は小さいです。

実際に選手も昨年まで「芯をくっても以前のように飛ばない」と不満を漏らしていました。飛ばないことによりホームランバッターは打撃フォームを改造して、うまくいかずに成績を落とす選手もいました。

実はこの反発係数は抜き打ちでチェックされ、日本プロ野球機構に随時報告されています。その反発係数のテスト結果がこちらです。

2011年10月12日

東京ドーム 0.404  各球場平均 0.405

2012年4月11日

東京ドーム 0.407  各球場平均 0.409

2013年4月10日

東京ドーム 0.415  各球場平均 0.416

これを見ると東京ドームだけでなく、各球場の平均値で2011年の統一球導入時と比べて今年の規格変更後は0.011大きくなっていることが分かります。

0.011と言われるとピンときませんが、ボールの反発係数では0.001変わると約20cm飛距離が変わると言われています。今回で言うと、0.011大きくなっていますから、

 20cm×(0.011÷0.001)=220cm=2.2m

飛距離が伸びていることになります。

2.2mと言われるとかなり飛距離が伸びていることがわかりますね。フェンス手前で失速していた打球がフェンスを越えるぐらいにはなります。

2.2m打球が伸びるとホームランになる

まとめ

反発係数がわずかに上がるだけで、打球の飛距離はかなり伸びることがわかりました。こうしてみると今年のホームラン数が大幅に増加したことも頷けます。

ホームランとして数字に上げられている部分だけではありませんよね。ライトフライだった打球が、今年は外野手の頭を越えていることも考えられます。数字に含まれない部分の安打を含めれば、どれぐらいの影響があったのか計り知れないですね。

加藤良三コミッショナーは毎月反発係数の数値についての報告を受けていたそうです。でも知らなかったと・・・。そんなことで済まされるのですかね。

インターネットでは辞任に対する署名活動をしようという声まで上がっていたほどです。

何はともあれ、選手には野球に集中して欲しいですし、私たちファンも純粋にプロ野球を楽しみにたいものです。

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