ラグビー日本代表の強くするために必要なもの

スポンサーリンク

日本ラグビーがいま危機を迎えようとしています。困難に立ち向かうべく、危機を乗り越える対策を考えていきましょう。

ラグビー日本代表強化論

先日花園ラグビー場にて、日本代表対ウェールズ代表のテストマッチが行われまして、18-22でジャパンは惜敗しました。

現在世界トップ5にも入ると言われているウェールズ代表と4点差で戦ったというニュースだけ見れば善戦したと思われますが、ウェールズ代表は今回の遠征には若手中心で来日しており、若手のテストを兼ねた意味合いが強いです。

そう考えるとこの4点差は本来の日本代表とウェールズ代表の実力差を示すものではなく、ワールドカップのようなガチンコの戦いであればもっとやられていたことは否めません。


スポンサーリンク



2万人が詰めかけた花園ラグビー場

試合内容はさておき、気になったことが1つありました。それは花園ラグビー場に2万人以上の観客がつめかけたことです。

花園ラグビー場に試合を観に行かれたことがある人ならわかると思いますが、どの試合も閑古鳥が鳴いています。こちらを主戦場にしている近鉄ライナーズの試合でも、もちろん満員になることはありません。

唯一満員近くになるとすれば、全国高等学校ラグビーフットボール大会において、地元の大阪勢が準々決勝以降に多く残ったときだでしょうか。

ちなみに10年ぐらい前に、大阪勢がベスト8に3校残ったときの準々決勝はほぼ満員になっていましたね。

実は今回の2万人はちゃんと入場料を払って詰めかけたファンというわけではありません。地元の小中学生は予め申しこめば無料になったり、ラグビートップリーグの協賛企業の社員に観に来るように働きかけたり、事前からかなり綿密に準備をして、それで成し遂げられた結果です。

もし小中学生を無料で招待しなかったり、協賛企業に働きかけたりしなければ、観客はこの半分から6割程度にとどまっていたでしょう。


スポンサーリンク



陰りが見えるラグビー人気

ラグビーの人気を示すひとつの数字があります。それは全国高等学校ラグビーフットボール大会の予選に参加している高校の数の推移です。

ラグビー部員減少

参加校数のピークは1991年度大会の1490校をピークに年々減り始め、2012年度大会では801校、6割弱まで減少している。部員数でみると、ピーク時には登録部員が5万人を超えていたが、現在は3万人を下回っています。

ラグビー部員の減少について
なぜこれほど部員の減少が進んだのか?何か理由はあるのだろうか?

 子ども人口の減少

これはどの競技にも言えることだが、子ども自体の人数が減っているため、同じ割合で競技に参加しても競技人口は減ってしまいます。

ただ子ども人口全体が1991年度と比べて6割弱になったわけではありませんので、ラグビー部員の減少はこれが主要因ではなさそうです。

 深刻化する3Kスポーツ離れ

スポーツ界にも3Kは存在します。危険、きつい、きたない、そんなスポーツをいまの子どもたちは敬遠します。特に高校生、大学生になると、いわゆるスポ根ドラマのように泥だらけ、汗だらけで競技を続ける子は少なくなります。

 弱い代表に憧れない

個人的にはこれが一番ではないかと思っています。スポーツにおいては国の代表がその象徴であり、子どもたちの憧れとなります。

一番わかりやすい例がサッカーでしょう。

20年前にJリーグが開幕し、日本のサッカーに大きな転換点がやってきました。地域のクラブが充実してサッカーをする環境が整いました。またプロサッカー選手になるという夢を子どもたちが持てるようになりました。

それと比例するようにサッカー日本代表のレベルもどんどん上がっていき、アジアでは不動の地位を築くまでになりました。

ラグビーの日本代表はお世辞にも強いとはいえません。トップリーグができたとはいえ、世界との差は埋めがたいものとして存在します。

アジアでは勝ててもワールドカップでは勝てない、そんな現実を目の当たりににすると、代表になりたいと思う子どもは育たなくなっていきます。
代表が憧れの存在であり続けることが、代表強化の一番の薬なのかもしれません。

まとめ

2019年のラグビーワールドカップ日本大会に向け、日本代表は大きな岐路に立たされています。

今後世界のラグビー強豪国に一歩でも近づけるかは、代表が強くあり続け、子どもたちの憧れとなれるかどうかにかかっています。
ウェールズ代表との差はまだまだ埋めがたいですが、藤田選手のような若い力が台頭し、代表が活性化してスターが誕生すれば、まだまだ日本のラグビー界は捨てたもんじゃないと私は信じています。

こちらの記事もオススメです