早朝高血圧はなぜ危険?その原因と予防方法を考えてみた

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歳をとるとだれでも気になる高血圧。今回は高血圧の中でも最近話題の早朝高血圧のリスクと予防法についてお伝えします。

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血圧はだれでも計測したことがあると思いますが、みなさんの血圧は正常ですか。

高血圧患者は日本に4000万人いるとされており、決して人ごとでは済まされない病気です。

高血圧は心筋梗塞や脳卒中の引き金になる可能性があり、二次的に起こる病気を防ぐ意味でも大変重要になります。

まず早朝高血圧の危険性を考える前に、まずは血圧について簡単に復習しておきましょう。


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血圧とは?

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血圧とは「血管内の圧力」を示す数値です。

血圧にはよく言われる最高血圧と最低血圧があります。

最高血圧は心臓がぎゅーっと収縮して血液を身体に送り出したときの血圧で、正式名称は「収縮期血圧」といいます。世間で「上の血圧」とか、「上」と言われているものですね。

もう一方の最低血圧は、心臓が心臓の中に血液を補充するときのひろがったときの血圧で、正式名称は「拡張期血圧」といいます。こちらは世間では「下の血圧」、「下」といわれているものです。

その血圧が高い状態を高血圧と呼びます。

このあたりまでは大丈夫でしょうか。

ではどの程度ならば高いのかというと、

若年者・中年者 140/90mmHg未満
高齢者 前期高齢者 140/90mmHg未満
後期高齢者 150/90mmHg未満
(忍容性があれば140/90mmHg未満)

となっています。

糖尿病や心疾患、脳血管障害の患者さんは別途設定されています。

またこれらは診察室で測定される血圧であり、家庭で測定される家庭血圧については少し低めに設定されています。

高血圧の治療ガイドラインであるJSH2014では、診察室で測定される血圧よりも、家庭内での血圧に重きをおくように改訂されました。


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血圧の測定方法

高血圧かどうかを理解するためには、自宅でしっかり血圧を測定する習慣をつけることが大事です。

測定する時間帯

血圧の測定は起床時と就寝前に行うようにしましょう。

起床時は起床後1時間以内、排尿してから測定します。食事や薬は測定してから摂取するようにしてください。

起床時、就寝前ともに、座って1~2分安静にしてから測定するようにしましょう。決していきなり測らないようにしてくださいね。

血圧計

自宅で血圧計を購入するなら、上腕(二の腕)で測るものを購入してください。

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手首で測定するタイプは持ち運びには便利で手軽ですが、正確ではないとされています。

測定する姿勢

マンシェット(上腕部に巻く腕帯のこと)が心臓の高さにくるようにしてください。寝ながら測る場合、身体の横に置けばいいでしょう。

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座って測る場合は、背筋を伸ばして正しく座りますが、力み過ぎないようにしてください。

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測定方法

その際、1回のみの測定では正確な値がでませんので、最低でも2回以上測定し、その平均値をとりましょう。

早朝高血圧はなぜ危険なのか?

では血圧についてわかったところで、今回の本題である早朝高血圧です。

早朝高血圧とは読んで字のごとく早朝に血圧が高くなる症状です。

本来、起き抜けは1日の中で血圧が一番低くなっており、夕方にかけて徐々に上昇していきます。ただし目覚めの時に交感神経が緊張するので、一時的に血圧が高くなる瞬間があります。

1日の中でも時間によって差があるわけです。

高血圧は心筋梗塞や脳卒中の原因になるとお伝えしたのですが、心筋梗塞や脳卒中には起こりやすい時間帯というのがあります。

さきほどお伝えした、起き抜け後の一時的に血圧があがる瞬間がそうです。

心筋梗塞であれば起床後1時間以内は他の時間の約3倍ほどの発生率となっており、脳卒中は8時から12時の午前中に一番起こりやすいというデータがあります。

これは早朝高血圧と大いに関係しているので、早朝高血圧は大変危険であると言わざるを得ません。

早朝高血圧の予防方法

血圧を測定する習慣をつける

さきほども申し上げましたが、まずは自分の血圧の状態を知ることは絶対不可欠です。

早朝と就寝前に血圧を測定する習慣をつけましょう。

起き抜けに水を飲む

朝は水分が奪われていることが多く、血液の水分が少なくなっています。

そうなると血液を送り出すために心臓にかかる負担が増え、血圧が上がってしまいます。

まずはリセットする意味で、水をコップ一杯飲むようにしましょう。

起き抜けには無理をしない

早朝には心筋梗塞や脳卒中のリスクが増えます。

ですから、寝起きに息を止めて力むような運動は控えましょう。

ゆっくりスタートするぐらいがいいでしょう。

高血圧自体の対策

塩分を控える

よく言われていることですが、高血圧を予防するためには摂取する塩分を減らす必要があります。

厚生労働省が発表した「平成24年国民健康・栄養調査結果の概要」では、2012年における成人の1日あたりの塩分平均摂取量は、男性で11.3g・女性で9.6
gとなっています。

国際高血圧学会や日本高血圧学会のガイドラインでは6g未満を推奨しています。

いきなりは無理でも、この値を目指すように努力しましょう。

ちなみにインスタントのあるソース焼きそばの塩分量はこちら。

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これだけでほぼ1日分になってしまいます・・・。塩分量を見る習慣も必要でしょうね。

野菜や果物をしっかり食べる

これも当たり前のことかもしれませんが、特にカリウムがたくさん含まれるものを食べるようにしましょう。

カリウムには体内の余分な塩分を排泄する作用があります。

カリウムが多い野菜や果物には、次のようなものがありますので参考にしてください。

アボガド、さつまいも、ブロッコリー 50g 250mg干しひじき、ほうれんそう、枝豆、納豆、サトイモ、じゃがいも、干し柿、栗、キウイ、バナナ、メロン、すいか
運動習慣をつける

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これも当たり前ですね。

しっかり運動すれば、動脈硬化が予防でき、一石二鳥です!

まとめ

早朝高血圧の原因、予防についてまとめてみました。

何よりも大事なのは、自分の血圧を毎日測定して理解することです。そうすれば自ずと傾向なども見えてくると思います。

参考になれば幸いです。

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