高校野球のユニフォームの地味すぎる?もっと派手な色を着ちゃダメなの?
今回は高校野球のユニフォームについて規定や着こなしについて考えてみましょう。
いま夏の高校野球が開催されていて、連日熱戦が繰り広げられています。テレビで観戦している方も多いのではないでしょうか。
高校野球を観戦していて、1つ気になることがあります。それはユニフォームがえらい地味だということです。
以前から「何か規定があるのかな?」と疑問に思っていたので、今回は高校野球のユニフォームについて調べて見ました。
高校野球のユニフォームと規定
まず高校野球で使用される用具については、日本高校野球連盟が定めた「高校野球用具の使用制限」という決まりがあります。
春や夏の甲子園大会だけでなく、地方大会や軟式野球の大会でもこのルールは適用されます。
まずはこれを覚えておいてください。
今回ご紹介するのはユニフォームですが、それ以外にもバットやスパイクにも日本高校野球連盟が定めた規定があります。
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高校野球のユニフォームの規定の詳細
高校野球のユニフォームの色は?
「何色でないとダメ」とは決められていません。ただし上下の色が違うのはダメです。
実際には白色が圧倒的に多いですが、特徴的な色の高校もありますよね。
- クリーム色(例:石川県・星陵)
- 青色系(例:滋賀県・近江、神奈川県・横浜商など)
- グレー系(例:岩手県・花巻東、宮城県・仙台育英、、神奈川県・慶応、熊本県・熊本工など)
があります。
あと色以外のアレンジとして、ストライプを入れるのはOKです。(例:埼玉県・浦和学院、東京都・帝京、神奈川県・東海大相模、静岡県・常葉菊川など)
高校野球のユニフォームの形は?
ズボンに関しては、ダボダボのものや変形が強いものは認められていません。
ですから建設現場の作業員の人がはいているようなズボンはルール上ダメです。
高校野球のユニフォームにマークはつけてもいいの?
プロ野球では襟や胸に企業のロゴやイラストがついています。
たとえばこちらは阪神タイガースのインスタグラムからの引用ですが、岩貞投手の右の袖に家電量販店「Joshin」の文字が縫いつけられています。
実は高校野球では会社や企業のロゴは一切禁止です。
たとえば「ミズノ」や「アシックス」「アディダス」など用具メーカーのロゴもつけられません。
けっこう厳しいですね。
ただし都道府県や地名、校名、校章などはOKです。
ちなみに背番号は、大きさが縦22cm・横25cmで、襟から番号の上端までが10㎝になるようにして、左右均等(中央にくるように)縫いつけます。
高校野球のユニフォームのベルトやストッキングは?
ベルトの色は黒または紺でないといけません。
あとテカテカのエナメルはダメ。(そういえば誰もテカテカしたベルトはつけてませんよね?)
ストッキングについては色の指定はありませんが、アンダーソックスについては白いろと指定されています。
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高校野球のユニフォーム・まとめ
高校野球のユニフォームの規定や着方についてまとめました。
なにやらややこしく、細かいルールがあるのですが、ここから読み取れることがふたつあります。
1つはスポーツメーカーのマークは名前を出さないこと。これはスポーツ用具メーカーの宣伝的要素が前面に出ないようにするための配慮ですね。
高校サッカーはこのあたりの規定が緩くて、ユニフォームの胸におもいっきりメーカーのロゴが入っています。
もう1つは野球というスポーツの特徴で、礼儀を重んじて派手さを嫌う傾向があるからだと思います。
プロ野球選手でも球団全体として移動するときには、球団から支給されたスーツの着用が義務付けられていますし、読売ジャイアンツであれば茶髪やヒゲなど派手に見られるようなファッションを禁じています。
ですからあまり派手派手しいユニフォームにはならないのでしょうね。
これから高校野球を観戦するときには、これらをふまえユニフォームもぜひチェックしてみてください。