高校野球の甲子園大会ではたくさんの記録がありますが、今回は監督の優勝にまつわる記録です。
今回は選手ではなく監督の記録をピックアップしてみました。
現在春の選抜高校野球大会が行われていますが、選抜高校野球は今回が86回目の開催となります。
一方、夏の選手権大会は昨年第95回の大会を終えています。
単純に考えると、春が85人、夏が95人、合計180人の優勝監督を生み出しています。
もちろん複数回優勝した監督もいらっしゃるでしょうから、180人とはなりませんが。
甲子園で複数回優勝している監督をご存知ですか?
監督での優勝回数記録はPL学園を率いて、1970年代から80年代にかけて活躍した中村順司元監督(現・名古屋商科大学野球部監督)の6回です。
その他、横浜の渡辺元智監督の5回、箕島の高校の元監督、故・尾藤公さんの4回がつづきます。
現在までに複数回優勝を経験したのは、上記の3人を含め19人いらっしゃいます。
複数回優勝を経験した監督の多くは、同じ高校で達成しています。
さきほどご紹介した中村順司元監督はPL学園で、渡辺元智監督は横浜で、尾藤公元監督は箕島でそれぞれ達成しています。
実は19人のうち3人は、2つの高校で達成してます。
目次
ふたつの高校で優勝した監督
その3人はこちらの監督です。
※この表は左右にスクロールできます。
監督名 | 高校 | 都道府県 | 大会 |
原貢 | 三池工 | 福岡県 | 第47回全国高等学校野球選手権大会 |
東海大相模 | 神奈川県 | 第52回全国高等学校野球選手権大会 | |
木内幸男 | 取手二 | 茨城県 | 第66回全国高等学校野球選手権大会 |
常総学院 | 茨城県 | 第73回選抜高等学校野球大会 | |
第85回第全国高等学校野球選手権大会 | |||
上甲正典 | 宇和島東 | 愛媛県 | 第60回選抜高等学校野球大会 |
済美 | 愛媛県 | 第76回選抜高等学校野球大会 |
巨人の元監督である原辰徳さんのお父さん・原貢さんに、木内幸男さん、そして上甲正典監督と名だたる顔ぶれです。
この中でも原貢さんは、福岡県の三池工、神奈川県の東海大相模と、違う県で優勝した唯一の監督です。
今後他県他校での記録は生まれるのでしょうか。
そんな目で高校野球を観ると、またおもしろいですよ。