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葛西紀明選手が出場した冬季オリンピックでの全成績は?

スキージャンプ界のレジェンド・葛西紀明選手が出場したオリンピックでの全成績をお伝えします。

 

平昌オリンピックが開催中で、日本代表選手の活躍が連日テレビで放送されていますね。

その中でも特に注目したいのが、日本代表選手団の旗手・葛西紀明選手の活躍です。

 

葛西選手といえば、今回平昌オリンピックに参加した選手の中では最年長で、オリンピックには1992年のアルベールビルオリンピックから8大会連続で出場しています。

その葛西選手も、実はこれまでのオリンピックでは良い成績だったわけではなく、悔しい思いもしてきました。

 

葛西選手の全てのオリンピックを振り返ってみましょう。

 

葛西選手のオリンピックの全成績

※この表は左右にスクロールできます。

大会名種目成績
1992アルベールビルノーマルヒル31位
ラージヒル26位
団体4位
1994リレハンメルノーマルヒル5位
ラージヒル14位
団体2位
1998長野ノーマルヒル7位
2002ソルトレークノーマルヒル49位
ラージヒル41位
2006トリノノーマルヒル20位
ラージヒル12位
団体5位
2010バンクーバーノーマルヒル17位
ラージヒル8位
団体5位
2014ソチノーマルヒル8位
ラージヒル2位
団体3位
2018平昌ノーマルヒル21位
ラージヒル33位
団体6位

 

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葛西選手にとってそのオリンピックはどんな大会だった?

では最後に葛西選手が出場大会が、葛西選手にとってどんな大会だったのか簡単に振り返ってみましょう。

アルベールビルオリンピック

初出場となったアルベールビルオリンピックが高校を卒業した1年後の19歳のとき。このときはワールドカップでの優勝経験もなく、まだまだ期待の新鋭という扱いでした。

ノーマルヒル31位、ラージヒル26位という平凡な成績に終わり、迎えた団体では上原子次郎、原田雅彦、須田健仁とともに4位入賞を果たすも葛西選手自体は2回目に97.5mと振りわず、結果的にはこれが響きメダルを逃した。

リレハンメルオリンピック

21歳で迎えたリレハンメルオリンピックでは、期待の新鋭という立場から一枚皮が向けて成長していたが、チームには西方仁也や原田雅彦といった先輩ジャンパーがおり、まだまだ若手のホープという扱いでした。

ノーマルヒルでは5位に入るも、ラージヒルでは14位と振るわず。迎えた団体戦ではプレッシャーのかかる3番手をつとめ首位で原田につなぐも、原田が大失速して2位となる。

あとから振り返ると、葛西選手にとっては金メダルに一番近づいた瞬間だった。

長野オリンピック

自国で迎えた長野オリンピック。このとき25歳。選手としては最盛期を迎えていた。

ただし長野オリンピックではノーマルヒルに出場したのみ(7位)。ラージヒルで金メダルを獲得した船木和喜の台頭や、自身のケガの影響もありあの有名な団体金メダルのメンバーからは外された。

ソルトレークオリンピック

選手としては脂が乗りきった29歳。長野オリンピックの団体戦のメンバーから外された悔しさを胸に4年間戦ってきたが、しかしノーマルヒル49位、ラージヒル41位と、後にも先にもオリンピックでの自身最低の成績をここで記録してしまう。(団体戦もメンバー外)

ただし競技後には「金メダルをとるまで辞めない」と力強く宣言しており、競技の続行を宣言した。

トリノオリンピック

ノーマルヒル、ラージヒルともに、ソルトレークの成績を上回る。団体戦ではリレハンメルオリンピック以来、3大会ぶりにメンバーに選ばれるも6位。

このオリンピックを最後に長年ジャンプ競技を背負ってきた原田雅彦が引退を決める。

バンクーバーオリンピック

スキーのジャンプ競技者としては異例の37歳で迎えたバンクーバーで、ノーマルヒル17位、ラージヒル8位、団体戦5位と全てでトリノオリンピックを上回った。

さらに大会後には「まだまだ辞められない」と宣言している。

ソチオリンピック

日本選手団の主将として41歳でオリンピックを迎える。自身の競技に影響を及ぼすことも覚悟で、精力的に他競技の応援にも駆けつけた。

ノーマルヒルで8位に入賞すると、ラージヒルでは2位で1.3点差で惜しくも銀メダル。出場7大会目にして初の個人種目メダルを獲得した。さらに団体戦では若手を引っ張り銅メダルを獲得。ラージヒルの銀メダルよりも嬉しそうにしていたのが印象的だった。

競技後のインタビューでは「6:4で悔しい」と嬉しさより悔しさを口にしており、さらに「金メダル獲得に足りないものを学んだ」と4年後の平昌オリンピックを見据えた発言もしている。

平昌オリンピック

45歳、8回目の出場となった平昌オリンピック。年齢も出場回数も異例中の異例。

寒さと悪天候の影響でノーマルヒルでは21位と振るわず。雪辱を期したラージヒルでも風に恵まれず1回目33位で2回目に進めなかった。前回ソチオリンピックで銅メダルを獲得した団体戦でも他国との差は歴然で6位に終わった。

競技終了後のインタビューでは「絶対にメダルを取りたいという気持ちになった」と4年後の北京オリンピックを目指すことを明言した。