夏になると頭を悩まされる蟻。家の中にたくさん入ってきて、悲鳴をあげたことがある主婦もいらっしゃるでしょう。
私の家は郊外にあり、家の中に入ってくる蟻の被害に毎年毎年悩まされていました。
仕事から帰ってくると、砂糖のケースを「ごま塩?」と間違えるぐらい蟻が群がっていたり、蜂蜜のキャップをとったら蟻まみれだったこともありました。
あのときはほんまに泣きそうでした・・・。
蟻の対策薬の効果は微妙な場合もある
そんなわけで蟻対策は毎年夏の恒例行事のようになっているのですが、今年はアリの巣コロリやコンバットアリ用、アリメツを試し、その効果を検証してきました。
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使ったときは一時的にいなくなります。これは薬の効いたのでしょう。
ただ2週間ほどすると、また蟻の姿を見かけるようになります。
アリの巣コロリなど蟻が持ち帰る駆除薬では、持ち帰って食べるのは成虫なので、巣にいる卵はそれを食べません。ですから卵だった蟻が孵化すると、再び家の中に現れると考えられます。
アリメツの説明書にも書かれていますが、蟻の卵やおおよそ7日程度で孵化するので、薬は一度使った後、一週間後ぐらいにもう一度使うと効果的のようですね。
アリメツの説明書
でも薬を買い続けるのももったいないし、持ち帰って食べる薬は時間もかかります。
何か家にあるので一気に蟻を退治できるもので、できれば蟻の巣も同時に破壊できるものはないかと考えていました。
そんなとき思いついたのが熱湯です。
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蟻の巣は雨に濡れない仕組みになっている
方法は超簡単。熱湯を沸かして、蟻の巣にかけるだけです。
でも本当に巣の中に熱湯が行き渡るのでしょうか。それを考えるには、土の中の蟻の巣の様子を理解する必要があります。
蟻の巣に入る穴の先はトンネルになっていて、トンネルから分かれるように、ゴミを入れる部屋、とってきた餌を置いおく部屋、卵の部屋、幼虫の部屋、そして女王蟻の部屋があります。
ここでひとつの疑問が。雨が降ったとき、蟻の巣はどうなるのでしょうか。
実は雨が振ると蟻の巣の通路の部分はふさがってしまいます。でも巣の中に空気の層を作り、部屋は中には浸水しないような仕組みになっています。
そして部屋にいた蟻は、新しい穴をほり進めて外ににでるようになります。
ですから熱湯をかけたとしても、蟻の巣全体を撲滅することはできません。
ただし、熱湯をかければ蟻そのものをやっつけることはできますし、蟻の巣の地面に近い部分なら破壊できます。
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蟻の巣に熱湯をかけるポイントと注意点
できるだけ熱いお湯を用意する
蟻はももと熱に弱い虫です。おおよそ70度ぐらいでも死にます。
なので巣の大きさに合わせて、できるけ大量のお湯を用意します。
直接かければ間違いなくすぐやっつけられます。
蟻の巣の見つけ方
まずは蟻の巣を見つけましょう。これがなかなか難しいです。
蟻の巣が発見できない人は、蟻がたくさんいるところを探しましょう。
また蟻の通り道に甘いものを用意しておけば必ず持って帰りますので、蟻が持ち帰るルートを探しましょう。
私の場合、アリの巣コロリを使用した際、せっせと顆粒を持ち帰って蟻の後を追いかけて、蟻の巣を発見しました。
蟻の巣全体を撲滅させようとは思わない
さきほどもお伝えしましたが、蟻の巣全体を熱湯で撲滅させることは不可能です。
熱湯を注ぐときのポイントは、少量ずつ注ぐこと。一気に注ぐとすぐに穴がふさがってしまいます。
また最初にある程度蟻の巣をほって、それからお湯をかける方が効果がありそうですが、それでもどこまで壊滅できるかは効果には微妙です。
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まとめ
家の中の蟻は気持ち悪くて仕方ないですが、家の中の蟻を殺しても根本的な解決にはなりません。
目の前の蟻を殺す薬(対策)としては、熱湯が最も効果があり安価です。これは疑いようがありません。
ただし根本的に蟻を駆除するためには、巣を壊滅させる必要がありますが、お湯をかけて巣をつぶすことは難しいのです。
- 目の前の蟻の見えている蟻には熱湯
- 巣を壊滅させるならアリの巣コロリやアリメツで根本的解決を狙う