プロ野球のクライマックスシリーズに負け越しで進出したチームは?

2007年に導入されたプロ野球のプレーオフ制度であるクライマックスシリーズですが、いままで唯一借金を抱えて進出した球団があるのをご存知ですか。

制度導入時から賛否両論あったクライマックスシリーズですが、基本的には上位3チームに入れば、どれだけ負け越していようが進出できます。

2007年の制度導入以後、11年間で66チームがクライマックスシリーズに進出しましたが、実は借金を抱えて進出したチームが4球団あります。

それは

  • 2009年 セ・リーグ3位 東京ヤクルトスワローズ
  • 2013年 セ・リーグ3位 広島東洋カープ
  • 2015年 セ・リーグ3位 阪神タイガース
  • 2016年 セ・リーグ3位 横浜DeNAベイスターズ
です。

借金を抱えてクライマックスシリーズに進出した4チームともセ・リーグなんですよね。

借金したのにクライマックスシリーズ進出?

参考に2007年から2017年までのセパ両リーグの、上位3チームの勝敗と貯金数を確認しておきましょう。

※以下の表はすべて左右にスクロールできます。

2007年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1巨人80勝63敗1分171日本ハム79勝60敗5分19
2中日78勝64敗2分142千葉ロッテ76勝61敗7分15
3阪神74勝66敗4分83ソフトバンク73勝66敗5分7

2008年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1巨人84勝57敗3分271西武76勝64敗4分12
2阪神82勝59敗3分232オリックス75勝68敗1分7
3中日71勝68敗5分33日本ハム73勝69敗2分4

2009年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1巨人89勝46敗9分431日本ハム82勝60敗2分22
2中日81勝62敗1分192楽天77勝66敗1分11
3ヤクルト71勝72敗1分-13ソフトバンク74勝65敗5分9

2010年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1中日79勝62敗3分171ソフトバンク76勝63敗5分13
2阪神78勝63敗3分152西武78勝65敗1分13
3巨人79勝64敗1分153千葉ロッテ75勝67敗2分8

2011年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1中日75勝59敗10分161ソフトバンク88勝46敗10分42
2ヤクルト70勝59敗15分112日本ハム72勝65敗7分7
3巨人71勝62敗11分93西武68勝67敗9分1

2012年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1巨人86勝43敗15分431日本ハム74勝59敗11分15
2中日75勝53敗16分222西武72勝63敗9分9
3ヤクルト68勝65敗11分33ソフトバンク67勝65敗12分2

2013年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1巨人84勝53敗7分311楽天82勝59敗3分23
2阪神73勝67敗4分62西武74勝66敗4分8
3広島69勝72敗3分-33千葉ロッテ74勝68敗2分6

2014年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1巨人82勝61敗1分211ソフトバンク78勝60敗6分18
2阪神75勝68敗1分72オリックス80勝62敗2分18
3広島74勝68敗2分63日本ハム73勝68敗3分5

2015年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1中日76勝65敗2分111ソフトバンク90勝49敗4分41
2巨人75勝67敗1分82日本ハム79勝62敗2分17
3阪神70勝71敗2分 -13千葉ロッテ73勝69敗1分4

2016年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1広島89勝52敗2分371日本ハム87勝53敗5分34
2巨人71勝69敗3分22ソフトバンク83勝54敗6分29
3DeNA69勝71敗3分-23千葉ロッテ72勝68敗3分4

2017年

セ・リーグ成績貯金パ・リーグ成績貯金
1広島88勝51敗4分371ソフトバンク94勝49敗45
2阪神78勝61敗4分172西武79勝61敗3分18
3DeNA73勝65敗5分83楽天77勝63敗3分14

 

貯金0というチームはないのですね。その他のチームは最低でも貯金1以上を抱えて、プレーオフに進出しています。

ちなみに両リーグの貯金の最多は、2009年と2012年の巨人の43で、パ・リーグでは2017年のソフトバンクの貯金45です。

 

この不名誉な記録に、一時プレーオフの意義自体が問われそうになりましたが、不幸中の幸いとでもいいますか、この年のヤクルトはファーストステージで中日に負けて姿を消したため、制度論争には至りませんでした。

 

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借金を抱えてクライマックスシリーズに進出する球団はなぜセ・リーグに集中するのか?

さきほどお伝えしましたが、借金を抱えてクライマックスシリーズに進出しているのはすべてセ・リーグの球団です。

でも、なぜセ・リーグの球団に集中するのでしょうか?

答えは簡単で、交流戦でセ・リーグの勝率が悪いからです。

 

ご存知のように、5月・6月にはセ・パ交流戦が行われます。

毎年のようにパ・リーグの球団が勝ちまくることが多いのですが、そうするとセ・リーグの球団は負けが増えていきます。

 

同一リーグで戦っていれば、どこかが勝てばどこかが負けるので、全球団負ける可能性はありません。

なので、上位3球団は高い確率で5割を超えます。

 

でも交流戦で負けがこめば、セ・リーグ同士の戦いで5割を超えたとしても、トータルでは5割を切る可能性がでてきます。

 

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2018年はクライマックスシリーズ進出の借金記録を更新する?

クライマックスシリーズ進出時の、不名誉な借金記録は、2013年広島東洋カープの3です。

今年はその記録が更新される可能性があります。

 

2018年9月6日時点で、セ・リーグは広島東洋カープが首位を独走し、59勝59敗1分の東京ヤクルトスワローズが勝率5割で2位となっています。

問題はその後。

3位の東京読売ジャイアンツは59勝63敗3分で借金4、4位の阪神タイガースは54勝60敗1分で、このまま東京読売ジャイアンツが進出すれば借金4で、不名誉な記録が更新されます。

まだ30~40試合残っていますので、勝率5割を超える可能性は残っていますが、逆に借金を抱えてクライマックスシリーズに進出する可能性もあります。

 

強いチーム同士が戦う日本シリーズが観たいという意見もあります。借金を抱えたような弱いチームが出場する日本シリーズは誰も観ようと思いません。そのチームのファンでさえ、出場自体を素直に喜べないのではないでしょうか。

私個人としては貯金1以上でないとクライマックスシリーズに進出できない、などのルールを作り、日本一を決める日本シリーズにはやはりその年に強かったチームが出場するようにして欲しいです。

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