冬季オリンピックのクロスカントリースキーの競技に、スキーアスロンという競技があるのですが、どのような競技かご存知ですか。
スキーアスロンって聞きなれない名前だと思います。私も初めて聞いたときには「どんな競技なんだろう?」と思いました。
そんな方のために今回はスキーアスロンについて調べてみました。
スキーアスロンを知る前にトライアスロンを知る
まず「アスロン」って聞いて真っ先に思いつくのは、「トライアスロン」ではないでしょうか。
トライアスロンとはスイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(ランニング)の3種目で争われる競技で、ヨーロッパではトップオブアスリートとして人気があります。
「アスロン」は英語で「athlon」と表記し「競技」を意味します。ではスキーアスロンとはどのような競技なのでしょうか。
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スキーアスロンとは?
スキーアスロンを説明するまえに、クロスカントリースキー競技の2つの走法についてまずご説明しておきます。
クラシカル走法
文字で説明するよりも先にご覧ください。
ものすごく簡単に説明すると、坂道以外はスキーをハの字に開かずに、スキー板を前後滑らせたり、ストックで走行します。
フリー走法
フリーの字が示す通り、走法は自由です。スピードスケートのようにスキー板で地面を蹴って前進します。
これも動画を見た方がわかりやすいので、動画をご覧ください。
スケーティング技術が生かされていて、クラシカルとは違うのがわかりますよね。
そしてスキーアスロンとはクラシカル走法とフリー走法の2つを連続して行う競技です。
ここでひとつポイントがあります。
クラシカル走法とフリー走法を連続して行うのですが、クラシカルとフリーではスキー板など使う機材が違うので、クラシカルからフリーに移る際にそれを履き替えます。
その履き替え時間も含めて競技となりますので、いかに早く準備できるかも勝負の分かれ目になります。
冬季オリンピックでは女子が15km(クラシカル7.5km+フリー7.5km)、男子が30km(クラシカル15km+フリー15km)で争われます。