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Apple IDが知らない間に乗っ取られたときにやるべきこと

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Apple IDの盗難がされたときの対処方法を図解で説明したいと思います。

パソコンやスマホでインターネットに接続する人なら誰でも、個人情報の盗難には気をつけたいところですが、自分の情報が盗まれると思って生活している人はまずいません。

私は石橋を叩いて確認しても人が通るまで渡らないぐらい慎重派で、パソコンにはウィルス対策ソフトをインストールしていますし、毎日アップロードもして、数日に1度は完全スキャンもしています。

 

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目次

始まりは一通のメール

そんな私の平穏な日常を奪う事件が起こりました。Apple IDのハッキングされました。個人情報の盗難は誰にでも起こりうることで、その日は突然やってくるのです。。

今回はApple IDの盗難にあったときの経緯と、対処方法をお伝えします。

 

ある平日の午後、iPhoneでメールをチェックすると、一通のメールがAppleから届いていました。

「なんだろう?」と思いながらメールを開くと、このような内容が書かれていました。

AppleID乗っ取り対処方法1

 

「あれ?アカウントをいじった記憶はないけど、いつのことを言うてるの?」

と、そのときはまだ情報の乗っ取りなんて思わず、間違いメールかなという程度でした。

身に覚えがなかったのですが、何か気持ち悪いのでパスワードだけでも変更しておこうと、そちらに書かれていたURLをクリックします。

 

そうするとID(メールアドレス)を入力する画面になるので、メールアドレスを入力します。

AppleID乗っ取り対処方法2

パスワードを入力する画面を表示するには、IDとして登録しているEメールにメールを送ってもらうか、誕生日と秘密の答えを入力する必要があります。

何も考えずにEメールを選択すると、次の画面で「送信しました」表示されたので、メールが届くのを待っていました。

 

10分経過しても届かず。

このあたりから怪しい雲行きを感じ始めました。

 

そこでもう一方の誕生日を入力するやつを選択。

AppleID乗っ取り対処方法3

次の画面で誕生日を入力します。

AppleID乗っ取り対処方法4

 

そうすると「その誕生日ではない」と言われるではないですか。

「えっ、なんで自分の誕生日だから間違えてないよ」

と心で叫びながら何度も試しましたが、同じようじはじかれます。

 

この時点で自分の情報が書き換えられていることに気づきました。

「どうする?」

ログインしようにも、パスワードが分からないのでログインすることができません。

 

「そうだ!緊急事態だしAppleに電話して聞いてみよ」

と思って電話番号を調べました。

 

そしてサポートダイヤルというのを見つけ電話をしたのですが、私のiPhoneは使い始めて3年程度経過しているため無償の電話サポート使えません。(通常は90日以内)

なんとサポートは有料と案内されるではないですか(:_;)

 

そんなお金払うほど余裕はないので、一旦ここで電話をきり、どうするべきかもう一度考えました。

 

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盗まれて困るものは?

Apple IDが盗まれると知られる情報としては、

  • 名前
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 誕生日
  • itunesカードの番号
  • クレジットカードの番号

あたりでしょうか。

日頃から個人情報保護法案なんてあってないようなものを思っているので、名前や電話番号、メールアドレス、誕生日を知られることなんてどうでもいいです。

itunesカードは使用していないので残額もありません。

そうなると一番困るのがクレジットカードの番号です。

 

実物のカードを盗まれるわけではないので、実店舗での買い物は難しいかもしれませんが、インターネット上で番号を入力して買い物をすることは可能です。

「まずこれだ!」

と思ってクレジットカード会社の盗難・紛失専用ダイヤルに電話しました。

 

担当者に事情を説明してクレジットカードを一時的に止めたい旨を伝えると、「一時的に止めることはできず、再発行になります」とのこと。

そうなんです。クレジットを盗難されたり、紛失したことがある方はご存知かと思いますが、クレジットカードを一時的に止めることはできないのです。

 

よくよく考えてみると、もしApple IDを取り戻して正常に機能するようになっても、クレジットカード番号を知られていると考えれば、番号を変える以外の選択肢はありません。

でも再発行となれば、現在クレジットカードで引き落としされているすべての公共料金の支払い方法を変えなくてはなりません。

電気代、ガス代、携帯代、家のネット代・・・、何箇所に連絡しないといけないのだろうと頭の片隅では不安になりながらも、止める以外の選択肢がないため、クレジットカードの使用をストップしてもらいました。

 

その電話のお姉さんが言うには、その時点で私以外が使った形跡はないとのこと。不正利用がないことを知り、まずは一安心。

その後、電気会社、ガス会社などに電話をして、支払い方法を変更をしました。

 

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Apple IDを取り戻せ!

クレジットカードの被害がなく、公共料金などの支払い方法の変更が済んだので、あとは自分のApple IDを取り戻さなくてはなりません。

さきほど書いたように電話でのサポートは有料なので、どこかにメールの問い合わせ先がないかと探し見つけました。

Appleのトップページからサポートをクリック。

AppleID乗っ取り対処方法5

次にお問い合わせをクリック。

AppleID乗っ取り対処方法6

続いてここからスタートをクリック。

AppleID乗っ取り対処方法7

iPhoneやiPadなど、どのツールについて困っているか確認する画面になりますので、ここでiPhoneを選択して、itunes storeを選びます。

AppleID乗っ取り対処方法8

AppleID乗っ取り対処方法9

IDの盗難という項目はないので「該当する項目がない」を選択。

AppleID乗っ取り対処方法10

内容を入力する画面が開きますので、こちらに「Apple IDが盗難された」と入力。

AppleID乗っ取り対処方法11

そうすると、どの方法か問われるのでメールを選択。

AppleID乗っ取り対処方法12

どのような内容か詳しく書くように求められます。

AppleID乗っ取り対処方法13

参考としては私が書いた内容をお伝えしておきます。


サポート担当者様

 

平素より御世話になっております。

 

10/28昼すぎに貴社より「アカウント情報変更のご案内」というメールが届きました。

 

私自身が変更した覚えがないため、指定された「iforgot.apple.com」からパスワードを変更しようと試みましたが、メール(ID)も誕生日も変更されているようで、パスワードのリセットはおろか、ログインすることができなくなりました。

 

当時使っていたAppleIDは「◯◯◯@△△△.com」、パスワードは「××××××××」です。

 

itunesカードは使っておらず、クレジットカードを使ってアプリを購入したため、クレジットカードはすぐに停止しました。カード会社の方がおっしゃるには、いまのところ使われた形跡はないようです。

 

ただIDやパスワードをもう一度設定できないと、iphoneが(何回もicloudのログイン画面がでたり、ituneストアに入れないため、アプリのダウンロードやアップデートができない)大変使いにくい状態です。

 

なんとか自分のIDを復活させたいのですが、どうすればよろしいでしょうか。

 

大変困っています。できるだけ早くご回答いただければ幸いです。

 

どうぞよろしくお願いいたします。


と入力して送信しました。

 

そうすると折り返しメールが届き、48時間以内に回答しますということでした。

AppleID乗っ取り対処方法14

 

そして待つこと約3日。(48時間以内とちゃうかったんかヽ(`Д´)ノプンプン)

次のようなメールがAppleから送られてきました。

AppleID乗っ取り対処方法15

やっぱりIDが無断で使用されていたようで、こちらで操作して古いパスワードを無効にしたので、早い目に新しいパスワードを設定してね、ということでした。

 

さっそくこちらの書かれているURLにジャンプ。そうすると最初に届いたメールからジャンプしたところと同じ画面に。

「あれ、今度はいけるんかな?」と疑心暗鬼になりながらも、手続きを進めます。

AppleID乗っ取り対処方法2

誕生日と秘密の質問でログインする方法を選択。

AppleID乗っ取り対処方法3

おそるおそる誕生日を入力する。

AppleID乗っ取り対処方法4

さきほどは進めなかった秘密の質問を入力する画面へ。ここで秘密の質問の答え入力します。

AppleID乗っ取り対処方法25

めでたく新しいパスワードの設定画面に進めますので、ここで新しいパスワードを設定してください。

AppleID乗っ取り対処方法26

AppleID乗っ取り対処方法27

これでitunesやiPhoneのApple Storeでも購入可能となりました。

 

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まとめ

Apple IDの盗難とその後の対策についてまとめました。

あとから調べて分かったことですが、Apple IDの盗難はけっこう起こっているようですね。2011年ごろから報告されていて、今年報告されているものも見かけました。

というわけで2014年、2015年、2016年も起こる可能性があると思います。

 

盗難後には、Appleとのやりとりには時間がかかるため、被害を最小限を抑えるためには、クレジットカードの使用を止めることが第一です。

なんでもアプリを大量に買われた事例もあるようですし、多い方では10万円以上の被害が報告されています。

 

気になる原因、どこで盗まれたかはいまだに不明です。それがちょっと怖いのですが・・。

AppleID乗っ取り対処方法28

ただひとつ言えることは、私のようにセキュリティにはそこそこ気をつけている人でも情報を盗み出される可能性があるということです。

防ぎようがない可能性もあるので、Appleから届くメールは必ずチェックして、その後の対応は迅速に実施してください。

いまのところそれしかIDハッキング後の二次被害を抑える方法はなさそうです。

 

以上、どなたかの参考になれば幸いです。

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