バーベキューをするときの悩みのひとつに「炭になかなか火が着けられないこと」が挙げられますよね。
今回は牛乳パックを使った炭への着火がものすごく簡単だってお話です。
これ本当に簡単なので、新聞紙を使っていつも失敗している人はぜひやってください!
炭への着火方法については、本当にいろいろな方法がありますよね。
昔は新聞紙を燃やして着ける方法が一般的でしたが、最近では着火剤もたくさん販売されていて、炭への着火には困らないようになってきました。
ただせっかくアウトドアでやるバーベキューだし、着火剤を使うのには何か抵抗がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「俺が火をつけたぞ!」って手柄がないというか^^;
特に男性なら着火剤に頼らずに簡単に火をつけることで、「この人、こんなこともできるんだ」って女性へのアピールにもなります。
そこで超インドア派の私でも簡単にできる、着火剤を使わずに牛乳パックを使って炭に火を着ける方法をご紹介します。
用意するもの
炭、牛乳パック、着火マン、あと非常事態に備えて水の入ったバケツも準備しておきます。
2~3cmの太さで短冊状に切りましょう。
短冊状になった牛乳パックをおみくじを結ぶ要領でまるめていきます。
難しければ隙間につっこみながら、ボールを作っていってください。
ときどきおにぎりを握るように、ぎゅっと握るとうまくいきます。
完成形はこんな感じ。
スポンサードリンク牛乳パックは燃やしてもいいの?
牛乳パックを燃やしていくわけですが、「有害物質は出ないのか?」という疑問がある方もいらっしゃいます。
一部では「ダイオキシンができるからダメ!」なんて意見もありました。
ご紹介するに当たって、私も気になったので調べてみました。
そもそも牛乳パックはどんな材質でできているかご存知ですか?「紙!」だけでは△です。だって紙だけだと牛乳がいつか染み出してきますよね。
牛乳パックは紙の内側と外側をポリエチレンでコーティングしています。
その証拠に牛乳パックの内側と外側を触るとツルツルしていますが、それはポリエチレンの膜が張っているからです。
では紙は燃やしてもいいとして、ポリエチレンを燃やすとどうなるかが問題です。
その疑問については「 プラスチックのリサイクル20の? 」様のホームページで次のように説明されています。
プラスチックは主に炭素と水素からなる高分子化合物です。単一のプラスチック(たとえばポリエチレン)を完全燃焼させたとき、理論上、発生するのは二酸化炭素と水、そして熱です。ダイオキシンなどの有害物質は発生しません。
引用) 「 プラスチックと燃やすと有害物質が出る? 」(プラスチックのリサイクル20の?)
こちらで詳しく書かれていますが、ポリエチレンを燃やしても二酸化炭素と水、熱エネルギーしか出ません。
というわけで、牛乳パックを燃やすこと自体には問題なさそうですね。
実際、雪国では薪ストーブの薪に着火するときに以前から牛乳パックが使われているようです。
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牛乳パックはどれぐらい燃える?
では炭に着火する前に、牛乳パックがどれぐらい燃えるのか、実際にやってみましょう。
ちなみにこの動画では、牛乳パック半分を短冊状にして丸め燃やしています。
火が着いてかなり長い時間燃えていて、かなり強い火が上がっていることが分かります。
牛乳パック半分でおおよそ3分半燃えました。
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炭には着火するのか?
では実際に炭に着火するか実験してみましょう。
今回はさきほどの倍で牛乳パック1つ分を使います。
短冊状に切った牛乳パックを丸めてバーベキューコンロの真ん中に起きます。
その周囲を囲むように炭を並べていきます。ちょっと安物の炭なので、大きさが均一ではないので難しいです^^;
てっぺんは完全に被わないようにして、少し開けておきます。
これで準備は完了。
いざ着火!てっぺんに火を着けます。
あれ???
ちょっと風の影響もあるのでしょうか。今度はやや下の方に火を着けてみましょう。
今度は勢いよく燃えてくれました。牛乳パック1つ分でおおよそ10分間燃えました。
そして気になる炭への着火は見事に成功です!!
というか、動画からは分かりにくいかもしれませんが、何もしていませんのに最後の方はかなり炭に火が着いていました。
これだけ簡単に火が着くなんて、本当にびっくりです。
私のようにバーベキュー素人で、新聞紙で使っても炭にうまく火を着けられない方はぜひこの方法をお試しください(^O^)/