新築の一戸建てを建てるとき、洗濯機の水道の蛇口は、絶対高めにしておいてください!
洗濯機の買い替えで泣きを見ることになりますよ。
私が一戸建てを購入したのは7年前です。いちおう自由設計(基本的プランあり)だったので、窓やコンセントの位置など、いろいろな相談をしました。
ただ洗濯機の蛇口の高さを何cmにするか、そんな話はありませんでした。
それが後にこんな悲劇を生み出すとは・・・。一戸建てを建てるときに後悔したくない人はぜひお読みください。
洗濯機を置くスペース
少し前から洗濯機の調子が悪くなってきて買い替えを検討していました。
「いま買うならやっぱりドラム式だろ!」
なんて妻と話ながらネットでドラム式洗濯機を物色していました。
そんな中、訪問したメーカーのホームページに気になる文字を見つけました。ドラム式洗濯機を置くためには少し大きめのスペースが必要だということ。
早速、そこに書かれていたドラム式洗濯機を置くために必要なスペースを計測しました。
「搬入経路は1階だし問題なさそう。よしよし。
次は洗濯パン(洗濯機を置くスペース)は内寸はギリギリだけど、なんとか置けそうそうやな。
扉を開くスペースもあるし。こりゃいけるか」
とメジャー片手に考えていると、ひとつ気がかりなことを発見しました。
それが水道の蛇口の高さです。
ちなみに家の水道の蛇口はこんな感じ。
洗濯機の水道の仕樣になっていますが、この高さも必要とのこと。
測ってみると水道の口の下端が約1000mmしかありません。
Panasonicのカタログを見ると、私が購入しようと思っていたNA-VX9500Lは本体が1009mmで、水道のホースを突っ込むところは高さが1021mmとなっています。
引用) Panasonic 洗濯機総合カタログR 2015/夏
理想をいうと水道の蛇口の下端までは1210mm欲しいと書かれていましたが、全然足りません^^;
これだと洗濯機本体を置くと、水道の蛇口の下端と重なってしまう・・・、どうしよう?
どうしてもこの機種が欲しいので、近くの家電量販店で知恵をいただくことにしました。
スポンサードリンク
後からいじるのは難しい
近くの某家電量販店の店員さんに事情を説明し、写真にとってきた蛇口の形状を見せながら、なんとかならないか相談しました。
ドラム式が欲しいのですが、買って入らないというのも困るので、一旦購入という形で配送見積もり(洗濯機が入るかどうか)に伺うというのはどうかと言われました。
もし入らなければキャンセルできるということでしたので、喜んで了承しました。
そして翌日、配送専門のスタッフが自宅に来て、メジャーをもってあっちこっちを計測しています。
そして出された結論は・・・、
「無理ですね」
やっぱり無理か・・・・。うなだれている私にさらに追い打ちをかけるひと言が。
「NA-VX9500Lというよりもドラム式はここには入りません」
∑(゚д゚lll)ガーン
なんと欲しい機種だけでなく、ドラム式の夢も完全に打ち砕かれました。
ええ兄ちゃんで、いろいろ説明してくれたので、忘備録として書き留めておきます。
・まずやはり水道の高さがネックになるということ。
・もし水道の位置や高さを変えることができれば設置は可能。ただし壁を壊してけっこう大がかなりな工事になる。
・洗濯機の後ろにスペースがあればホースを遊ばせる余裕があるのでよかったが、縦型洗濯機でもギリギリなのでドラム式洗濯機を置くと後ろに余裕はないだろう。
・洗濯パンが広・くて少し前に出せるなら、洗濯機の後ろでホースを遊ばせることができるのでホースを突っ込むこともできるが、洗濯パンは設置ギリギリなので前方に出せない。
・洗濯パンをやり変える工事をすることも可能だが、工事には数万円かかるだろう。
・基本的にはこのタイプ(縦横600mm)洗濯パンが多いので、広げることは難しいかもしれない。
言われたのはこんな感じです。
スポンサードリンク
洗濯パンはやっぱり必要だと思う
私の家は自由設計でしたが、洗濯パンの大きさがいくらになるなんて、そこまでは知りませんでした。(知っていても変更できなかったかもしれませんが)
配送スタッフに聞くと、マンションでは洗濯パンが予め設置されていることが多いが、一戸建ての場合、洗濯パンを設置していない家も最近多いようです。
洗濯パンがないと水漏れが起こった場合に、床が水浸しになってしまうので、やっぱり必要だと思うんですよね。
ただ洗濯パンを置くスペースをもし最初に変更できるのであれば、壁から5~10cm程度離しておいた方が洗濯機を置く自由度は上がりますが、その分洗面所が狭くなるので考えるところですね。
スポンサードリンク
まとめ
洗濯機の水道の蛇口の高さと、洗濯機の設置スペースについてお伝えしてきました。
蛇口の高さに余裕があれば、こんなに悩まなくても済んだのですが、結局我が家では水道の工事をしない限りドラム式洗濯機は置けないという結論に至りました。
蛇口の高さなんて家を建てるときには考えないかもしれませんが、低くて入らないよりは、ある程度の高さを確保しておいた方がいいです。
必要な高さはメーカーによって違いますので、各メーカーのホームページをチェックしてください。
我が家のように水道の上に窓があるなど、どうしても水道の高さが確保できないときは、洗濯パンを前方にずらすようにしましょう。
あまり見栄えがよくないですし、ホースが邪魔になるのですが、水道が洗濯機の真後ろに来ないようにするというのもありです。
今後はもっともっとドラム式洗濯機が主流になると思われますので、「設置できない」なんてことにはならないように、設計の段階から注意してくださいね。
以上、これから一戸建てを建てる方の参考になれば幸いです。